婦人科の現状
もし婦人科で仕事を探している人がいれば、常に医療求人の情報について、チェックをするべきでしょう。というのも、婦人科で単独で医療求人の募集がなされることは、きわめて少ないからです。
不妊治療や外科的な治療の必要のある分娩を取り扱っていない婦人科単独の医療求人の案件については、なかなか出てきません。
たまに確かに求人が出ることもあるにはあります。
しかしその場合でも、すぐに応募が殺到するので、人員は充足されてしまう傾向があるのです。
また婦人科の医療求人を見てみると、非常勤のいわゆるアルバイト医者の募集となっているところが多いということも念頭に入れましょう。
もし常勤で婦人科の医療求人を探したいというのであれば、産科とセットになっている案件にもターゲットを広げて、医療求人探しをすることをお勧めします。
お産の業務も担当できるということになれば、かなり求人の案件数も増やすことができるようになります。
一般内科をやってきたところが、新たに女性外来を開設するというケースもあります。
このような案件についても狙い目ということができるでしょう。
婦人科だけで仕事をすることは難しく、ほかの診療科と兼務をするという形で仕事をすることを前提にして、転職先を探すことをお勧めします。
できれば、マンモグラフィー読影認定資格という資格がありますので、こちらを取得しておくと、転職先を見つけやすくなることでしょう。
女性外来に就職する
婦人科の医療求人は、厚生労働省の「必要医師数実態調査」のデータによると86.1人となっています。ほかの診療科と比較をしても、求人されている数自体が少ないという傾向があります。
もし婦人科の医療求人を探したいというのであれば、女性外来の新設をする病院はないかどうか、インターネットなどを使って、情報収集することをお勧めします。
この場合、婦人科の専門医を募集することも少なくありません。
このような医療求人の場合、待遇についても高く期待することができるでしょう。
内科や外科系の診療科の医療求人と比較をしても、報酬が高めに設定されて、募集しているケースも少なくありません。
ちなみに婦人科の医療求人を見てみると、南関東や近畿地方の案件が報酬が高めに設定されているという傾向があるといわれています。
大都市の方では、婦人科に対するニーズが高まってきているということができるでしょう。
不妊治療や更年期障害についての治療実績のある医者に対する需要が高まってきているということができます。
いずれも女性からしてみると深刻な悩みになることが多いといわれています。
特に不妊は、それが原因で夫婦関係がおかしくなることもあり、事態は深刻です。