総合診療科とは

総合病院には、いろいろな診療科があります。
もし患者がどの診療科を受診すればいいのか分かっているのであれば、問題はないでしょう。
しかし中には、具体的にどの診療科で治療を受ければいいのかわからないということもあるかもしれません。
そこで最近、総合病院などを中心として、「総合診療科」というものが登場してきています。
総合診療科というのは上で紹介をした、体の調子は悪いけれども、具体的にどの診療科にいけばいいかわからない患者さんから話を聞き、必要に応じて受診すべき診療科を紹介するところを指します。
一種のプラットフォーム的な役割を果たす診療科とも言われます。
この総合診療科の医療求人も最近では、いろいろと出てきています。
総合診療科としてではなく「家庭医」とか「プライマリケア医」「総合内科医」という名称で医療求人が出ていることもありますが、これらも基本的には、総合診療科と一緒と思ってください。
総合内科医という名称で募集されることもあるところからも想像できるように、内科系医者に対するニーズの高い診療科と言えます。
総合診療科は、まだまだ聞き慣れない診療科かもしれませんが、今後ますますニーズが高まってくる可能性は高いでしょう。
業務内容に注意
総合診療科の医療求人を見てみると、いろいろなことを求めているところも多いようです。
健康相談にのるということを含めている医療求人もあります。
また一方で、緩和ケアに対しても重きを置いているような医療求人もあります。
さらには、在宅医療の分野にもまたがった業務内容で、医療求人を出している医療施設もあります。
ですから、具体的にどのような業務の担当になるのかということについて、きちんと理解をしておくことが重要です。
まだ総合診療科というのは、実際に登場をしてから歴史は浅いです。
このため、医療求人としてみた場合、ほかの案件と比較をすると、でている数は少ないかもしれません。
しかし転職先として、総合診療科を希望する医者は増えてきているといわれています。
特に中小の病院では、かかりつけの患者さんが多いということもあって、総合診療科の医療求人が出ることが多いといわれています。
診療内容は内科系とかぶるところがあるので、給料などの待遇については、内科系の医者の給料体系をモチーフにしているものが多いです。
一般内科の給料についてですが、年収にして1300万円前後というところが相場になっているようです。
このため、総合診療科の給料についても似たような年収で、医療求人が出ていることが多いといわれています。